タイトルから教科書的でつまらなそうに感じますがそんなことありません。他のNLPの本に比べれば読んで楽しい内容になっています。
たとえば、「ある出来事が気に入らないというのは、それがあなたの頭の中では、未だ完了していないことを意味します。ですから記憶を呼び戻して修正し、気に入るようにけりをつけてやればよいのです。」(44ページ)とあって、この本にはその修正のテクニックが随所に紹介されているのです。
その1 映画にする
不愉快な失敗を思い描き、その経験を映画にして上映してみる。
次にフィルムを巻き戻し、今度はバックミュージックをつける。その曲は愉快なテンポの速い曲にする。そして、もう一度上映してみる。
これで、いやな経験がとるに足らないものと思えるようになればOK、ならなければ、今度は、そのフィルムをまた巻き戻し、最後から逆回転で上映してみる。
いかがですか?
あるいはこれは本にはなかったことで、私のオリジナルですが、この映画の弁士になって面白おかしく解説を加えてみる・・・・などなど。
その2 明るさを変える
前と似ていますが、つらい思い出を頭の写真にとってみて、その情 景を再現します。
そのあと、その写真の明るさを変えていきます。少しづつ明るくし ていき、最後はまぶしい位にしてみます。
どんな感情の変化が出ましたか。
次にその写真を徐々に暗くしていくのです。
どんどん暗くしていきます。
最後は真っ暗にしてしまいます。
これで、もうそのことで悩まされることはなくなります。
いかがでしたでしょうか?
今回は本のなかから、まずは2つの過去を修正する方法を紹介しました。
次回に続きます。